LGBT法連合会

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【新資料案内】「キリン福祉財団助成事業報告書 地域の政策提言事例及び資料集」の刊行について

2021.05.04

お知らせ

 

 

一般社団法人 性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための 全国連合会(以下「LGBT 法連合会」)は、2020年度、公益財団法人キリン福祉財団「キリン・福祉のちから開拓事業」の助成を受け、全国の賛同団体の地域アドボカシー(自治体や地方議会に対する政策提言など、条例や地方行政の施策に影響を与えるための活動)を支援する事業を行いました。

この事業は、2020年度に自治体への働きかけを重点的に行う計画のある賛同団体を募集し、応募団体から選定した団体に対してLGBT法連合会が伴走形の支援を提供するものです。

選考の結果、今回の支援対象は「ELLY福井」と「レインボーさいたまの会」の2団体となりました。どちらも、これまでにも地域アドボカシー活動を行ってきた団体であり、活動の中で見出した目標の実現や感じた課題の解決に向けた具体的な計画を有していたため、支援を提供することで自治体の施策推進や法整備の機運醸成が期待できると考えました。

事業を行った結果、2つの団体の属する自治体で条例制定や行政での施策推進の必要性を理解する議員や担当職員は確実に増え、各団体内で今後のアドボカシーに資する研究も進みました。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の中で、オンライン会議システム等を活用した打ち合わせや研修の実施など、新たな取り組みを展開できたことも、重要な成果でした。

今回作成した報告書では、一連の事業を通して、各団体が地域アドボカシー活動としてどのようなことを行ったか、また、活動を展開する上でどのような課題に直面し、それを乗り越えるためにどのような工夫をしたか、そしてどのような成果を得ることができたかなどについて、具体的な資料を豊富に交えて説明しています。

さらに、この報告書の作成にあたっては、単なる事業記録にとどまることなく、全国の賛同団体が地域でアドボカシーを行う際や自治体が施策の導入を検討する際に活用していただけることを目指しました。そのため、LGBT法連合会がまとめた地域アドボカシー関連資料(自治体での政策提言に役立つ資料集。国や先駆的自治体の施策の紹介と解説)も、あわせて収録しています。

全国各地で活動を展開中の団体の皆様には、この報告書をご活用いただき、地元自治体への働きかけに向けた検討や、アドボカシーの実践のなかで役立てていただけましたら幸いです。

※本報告書は、ご希望の方に送料500円のご負担で事務局よりお送りします。電子版(PDF)のご用意はございませんので、ご了承ください。

ご希望の方はこちらのフォームからお申込みいただくか、LGBT法連合会事務局 info@lgbtetc.jp までお問い合わせください。

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