LGBT法連合会

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2022年 年頭所感

2022.01.01

お知らせ

2022年1月1日

2022年 年頭所感

 

一般社団法人 性的指向および性自認等により困難を抱えている
当事者等に対する法整備のための全国連連合会
(略称:LGBT法連合会)
代表理事・理事一同
(団体URL:https://lgbtetc.jp/)

2022年の新春を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べます。

昨年を振り返ると、超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」において、初めて法案に関する与野党の合意がなされるなど、大きな前進があったものの、残念ながら法案の成立に至らなかったことが、まず思い起こされます。

一方で、当会が主催したキャンペーン「Equality Act Japan−日本にもLGBT平等法を」には大きな賛同が寄せられ、キャンペーンを実施した当事者団体、国際人権団体、国際的なアスリートの団体に加え、企業や経済団体、法曹界などからも幅広く法律制定を求める声が広まりました。昨年、開催されたG7サミットにおいても、当事者への差別の対処が共同声明に明記されたことから、日本政府は性的指向や性自認に関する取り組みの国際公約を示したものと受け止めています。こうした国際社会や日本の各界における反差別への取り組みと、当会の取り組みは、連なるものであるとの意を改めて強くするものです。

本年は、第49回衆議院議員選挙において、すべての主要政党が性的指向及び性自認に関する法整備について、「早期に成立させるべきだ」と当会のアンケートに回答したことを背景に、法整備に向けた取り組みの総仕上げの一年とすべく、活動を展開する所存です。

その際は、当会の創立以来めざしてきた、実効性のある「SOGI差別禁止法」に一歩でも近づけるべく、力強く取り組みを進めます。また、性的指向や性自認に関するバッシングが一部でみられることに対しては、毅然と対応していくことも、改めて表明したいと思います。

多くの当事者、支援者をはじめとする志を同じくする皆様とともに、共にあゆみを進める一年としていく決意を申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

以上

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