2020年1月6日
2020年 年頭所感
性的指向および性自認等により困難を抱えている
当事者等に対する法整備のための全国連連合会
(略称:LGBT法連合会)
共同代表一同
(団体URL:https://lgbtetc.jp/)
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、この数年間の大きな運動のうねりが、SOGIハラスメントやアウティング対策を含んだ国のいわゆる「パワーハラスメント対策法」の制定、全国初のSOGI単独基本計画である「東京都性自認及び性的指向に関する基本計画」などに結実しました。
今年は、少しずつ目に見える形となってきたSOGI政策を、「SOGI差別禁止法」という、性的指向および性自認に関する差別や偏見によって困難を抱えている、すべての当事者のための法律へとステップアップさせていくことが、不可欠な年だと受け止めています。
また、昨年から新たに国会における議論が始まった、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の改正に向けても、当会は、賛同団体から寄せられたアンケート結果を踏まえ、取り組みを継続していきます。
夏にも開催予定の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、世界が日本のSOGIに関わる人権状況に注目しています。当会にも、国内外から日本の「SOGI差別禁止法」制定を求める声が、これまでにない高まりで、寄せられ続けています。
今年は、2020年にふさわしい大きなアクションを、国内外の団体と強く連携しながら進めていく所存です。多くの困難を抱える当事者が生きやすい社会の構築に向けて、今年が大きな一歩となるよう、みなさまとともに邁進する決意を表明し、新年の挨拶といたします。
以上
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