LGBT法連合会

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LGBTとAlly 学生×国会議員 2月16日報告

2016.03.26

お知らせ

LGBT学生イベント

「LGBTとAlly(支援者)学生×国会議員 意見交換セッション」を実施

2月16日(火)、LGBT法連合会が主催となり、LGBT議員連盟の国会議員とLGBT当事者そしてアライアンスの学生を集め、意見交換セッションを二部構成にして実施いたしました。

 

LGBTに関する困難を考える議員連盟 会長 馳浩衆議院議員をはじめ、牧島かれん衆議院議員、赤枝恒雄衆議院議員、谷合正明参議院議員、國重徹衆議院議員、西村智奈美衆議院議員、江田五月参議院議員、辻元清美衆議院議員、寺田学衆議院議員、山尾志桜里衆議院議員、神本みえ子衆議院議員、吉田忠智衆議院議員、福島みずほ参議院議員、初鹿明博衆議院議員、畑野君枝衆議院議員、池内さおり衆議院議員、松田公太衆議院議員、そして議員連盟以外からは岡田克也衆議院議員、福山哲郎参議院議員などのべ20名を超える国会議員にご来場いただきました。

 

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昼の部では、冒頭にLGBT法連合会からの挨拶をし、LGBT議員連盟に参加している国会議員からご挨拶をいただきました。その後はLGBT当事者とアライアンスの学生による発言とそれに対する国会議員からのコメントを交互にいただき、意見交換としました。
LGBT当事者学生からは、「高校時代から少しずつ自分のセクシュアリティを周囲に話すようになったが、ゲイという話題で笑いが起きていたりするときに、先生も一緒になって笑っていることもあり、腫れ物に触るような扱いをされている気分だった」という経験談や、

「多様な性に関して全く情報がなく、同性を好きになる、自分の性に違和感を覚えるのは世界で自分1人だと本気で思いた。ロールモデルも見えず、大人になれないと思っていた。なので、家庭科や総合の授業で将来のことを考える時間もとても苦しかった。」という思い、

そしてアライアンスの学生から「大学の教授さえもLGBTに関する知識がない現状である。自身が卒業論文のプレゼンテーションで、LGBTについて扱った時も、ゼミの講師が『息子がゲイだったら私は子孫を残してもらえないから考えてしまう』と言ってきたこともある。教育を提供する立場がLGBTを追い詰める、追いやる空気を作っていることに驚きを隠せなかった。」などの経験をお話しました。

閉会に際し、学生の代表として松岡宗嗣氏からLGBT議連に関わっている国会議員への思いを一筆書き記し、お渡ししました。

 

夜の部では、同様にLGBT法連合会と国会議員からの挨拶とはじめとし開会しました。その後の意見交換ではLGBT当事者の学生から、

「母親に同性のパートナーがいることをカミングアウトした際も『同性のパートナーがいるなんて人様に言えない』『そんな関係は不幸だ』とそんなに仲が悪くない関係の家族に言われた。セクシュアリティを否定する家族が悪いとは思わない。しかし、LGBTであることを人に言えないという社会の風潮を変えていかなければ、生きる選択肢を狭めてしまう人が増えてしまうのではないかと不安だ。」という経験、

「私はアセクシュアルという、性別に関わらず他者に対して恋愛感情を抱かないセクシュアリティを自認している。所謂『LGBT』の中に含まれるセクシュアルマイノリティと異なり、まだまだ認知や理解が進んでおらず、自分がアセクシュアルであるとカミングアウトしたくても出来なかったり、言葉を尽くして説明しても誤解を受けてしまうことが多くある。自分の感覚や感情、悩みの存在を軽視される、あるいは信じてすらもらえないことにより、きっと多くの当事者の口が、憂鬱のうちに閉ざされてしまっていると思う。なかなかメディア等に露出することのないセクシュアルマイノリティの理解が進むような教育や制度があれば嬉しい。」という思い、

「4年間の教員養成課程では様々な教職に関する科目があったが、そのなかで性に関するテーマや性的多様性に関して習うことのできる科目はひとつもなかった。人権教育を含めた道徳教育はもちろん、生徒指導や生活指導にも密接に関わってくるテーマだと思っていただけにとの分野でも触れられずとてもショックだった。いまの子どもたちにまず必要なのは理解してくれる身近な大人だと思う。次世代を育てる人間を育成する役割をもつ教員養成課程で、必ず性的多様性に対する知識をつける機会を与えてほしい。」という教員養成課程において多様性について考える環境の不十分さをお話しました。

当企画にお力添えくださった馳浩会長からは「LGBTでなくSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity 性的指向および性自認)」という考え方を軸にしようといった旨のご発言もありました。その後、有識者からのコメントとして、埼玉大学 渡辺大輔准教授とNPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会から小林りょうこさまから教育面での実情のご報告とLGBTの子供をもつ親の立場からのお考えをいただきました。盛会のうち閉会致しました。

 

会場にはのべ350名の方にお越しいただきました。
ネット上で集めた国会議員の先生への一言は、紙面にまとめてご来場くださったみなさまにお渡ししました。ご協力ありがとうございました。

 

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