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【お知らせ】Pride7サミット2025を開催しました

2025.06.06

お知らせ

2023年5月に開催されたG7広島サミットに向けて当会等がG7各国の当事者団体とともに始めた、G7各国の首脳に向けて性的マイノリティの権利保護に向けた政策提言を行う市民社会エンゲージメントグループ「Pride7(以下、P7)」は、P7カナダメンバーのEgale CanadaDignity Network Canadaのリーダーシップの下、2025年5月22日(木)〜23日(金)に今年のG7議長国であるカナダの首都オタワでPride7サミットを開催しました。

今回のP7サミットでは、P7設立の重要性や設立後2年間の間に日本で起きた社会の変化、2024年にイタリアが議長国を務めた際に初めてP7がジェンダー平等・女性活躍担当大臣会合コミュニケ(=政策提言集)において取り上げられたことの重要性などを振り返り(関連する当会声明はこちら)、これらの経験を活かした上で、今年のG7各種会議に向けた政策提言を進めるためにP7各国メンバーが集結し、日本を代表して当会メンバーが出席しました。

本サミットは、カナダ政府の「女性・ジェンダー平等省」と「国際関係省」のサポートを受けて開催され、当日は、カナダ下院議員のRob Oliphant氏や、女性・ジェンダー平等省の2SLGBTQI+事務局代表であるMarc-André Millaire氏、在カナダ・スペイン及びコロンビア大使などの挨拶から始まり、その後、「平和・安定・人道的行動」や「ジェンダー正義と健康への公正性」といったテーマについてG7諸国だけでなく、エクアドル・ザンビア・南アフリカ・ハイチ・コロンビア・ウクライナ・ブルンジ・タイ・コンゴ民主共和国から集まったアクティビストがパネルディスカッションを行いました。様々なセッションを通じて、カナダ政府要人や各国パネリストから、2年前に日本の性的マイノリティコミュニティのリーダーシップでP7が設立されたことへの感謝の意と、今後もP7を継続していくことの重要性が述べられました。

最後に、P7各国メンバーと数ヶ月間に及ぶ議論を通じて策定したP7コミュニケ(英語)も発表しました。今回のコミュニケは過去のコミュニケと比べ内容をより広範囲なものとし、ハイチやアフガニスタン、パレスチナといった人道的な危機に直面している国々、性的マイノリティの人々の表現や集会の自由を制限しているハンガリーなどの国々の現状を踏まえた上で、それらの多様な課題にG7諸国が対応することを求める内容としました。P7サミット2025のウェブサイトに掲載されているグーグルフォームから本コミュニケに賛同できますので、ぜひご賛同ください。

※P7サミット2025のWebサイトはこちら(クリック後、右下にグーグルフォームがございます)

カナダG7シェルパのCindy Termorshuizen氏(右から5番目)にP7コミュニケを提出

 

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