一般社団法人 性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会(略称:LGBT法連合会)は、2025年3月31日に「性的指向および性自認によりわたしたちが社会で直面する困難のリスト(以下、困難リスト)」第4版をリリースいたしました。
困難リストは、性的指向や性自認等によって直面する困難について、弊団体の活動に賛同する全国111の団体から広く意見を集めてまとめたものです。困難リストを改訂するのは、第3版を発出してから6年ぶりとなります。第3版は自治体や企業、あるいは国会審議の参考資料としても活用されました。第4版では、合計411事例(うち新規64事例)を掲載しています。「子ども・教育」「就労」「カップル・養育・死別・相続」「医療」「福祉」「公共サービス・社会保障」「民間サービス・メディア」「刑事手続」「新型ウイルス感染症関連(パンデミック時)」「その他(地域・コミュニティ)」の10カテゴリーに事例を分類しました。
第4版では、「新型ウイルス感染症関連(パンデミック時)」というカテゴリーを新設し、新型コロナウイルス感染症拡大禍の影響で支援先と繋がりにくくなった事例や、感染経路の公開に伴って意図せずセクシュアリティをカミングアウトすることになった事例などを追加しました。また「医療」カテゴリーに、HIV感染の予防法である「PrEP(曝露前予防内服)」の小項目を新設しました。
困難リスト第4版はこちらからダウンロードいただけます。
ぜひ、各自治体や企業など、多くの皆様にご活用いただき、困難の周知・解消にお役立ていただけますと幸いです。
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